「ひとりぼっち」こそが、最強の生存戦略である

本の紹介です。

「ひとりぼっち」こそが、最強の生存戦略である」
名越康文 著

群れの中にいて、いごこちの悪い人は
ひとりになると気持ちがラクになる。

精神科医の著者が言いたいことは、
人間関係が人生のすべてになってしまうと
人として、危機が訪れる。

人との関係に疲れてしまうから、
そして自分を他にあわせすぎてしまうから。

群れに所属したい気持ちはだれもが持っている。
人は弱いから。
しかし、ライフステージが変化すると、
居場所は変わる。

確かに、学校は数年で卒業。
仕事も職場も、一生ものではなくなった。

趣味のサークルも卒業することがある。

成長にしたがって、つきあう人も
グループも変化して当然である。
過剰適応、同調圧力で疲れてしまうのは
なぜか?

群れの中で自分の居場所を確とするために
身心をすりへらすのは本末転倒である。

群れのメンバーは似てしまう。

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ネガティブになったら

旅にでる。
掃除をして物を捨てる。
古典とSFを読む。

情報をためるから感性を磨くほうへいく。

ソロタイムとは、夜散歩。
瞑想。創作。
ゆっくりと丁寧にやること。

呼吸も大切。

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群れの発想からソロの発想へ。
かつては、群れないと生き残れなった
人間たちですが、環境の進化により
群れすぎる弊害があり、ソロが
生存には最強なのだという論説
には賛成する。

(鹿内節子)