amazon評価のいろいろな読み取り方②

amazonレビューについて続きます。

いろいろな本のコメントに
「この本を読んでも解決策がない。途中の経過が
書いてない。具体策が示されていない」などが散見されます。

特に、著者が研修をしている人。セミナーを
バックエンドに持っている人の本によく
書かれるコメントです。

これは、すべてのノウハウや解決策を本の中に
提示しないのは意図的なことです。

なぜなら、バックエンドのセミナーに
来てほしいからです。
つまり、本はフロントのご紹介であり、
広告宣伝となっているからです。

かといって、すべてのノウハウや
解決策が具体的に提示されている本を
読んでも、実践できない人も多いので
セミナーに行く人もいるでしょう。

最近は、本プラス動画などの
組み合わせもありますし、リストを
取るための本もあるので、
すべてを本の中に求めても
期待の割には、満たされない本も
あるのです。

本をきっかけにするくらいの
姿勢がいいのかもしれません。

(鹿内節子)

amazon評価のいろいろな読み取り方①

アマゾン本の評価には、★1から★5まであって、
評価のコメントがあるものとないものがあります。

★5ばかりが多いと、ちょっと知り合いばかりの
よいしょ評価かな?と疑われる場合があります。
もちろん、初見の人が読んで素晴らしい内容
だと思った。そんな人がたくさんいたという
事象もあります。

★1にあるコメントに、
「どこにでもある内容。特に読むに値しない」
というのが、散見されます。
これは、この人が、内容を想像しなかったという
証明にもなります。
目次や、紹介文を読んでも、自分には不適当だと
感じられなかった。目論見がはずれたことを
吐露しています。選別眼がなかったのですね。

それは読者の勘違いでもあるのですが、
著者や編集者のターゲットが、ずれていた
という見方もできます。

双方に原因があるのかもしれません。
つまり対象外の人が読んでいたということです。

Aさんには、気づきがあって、目新しい
役立つ内容だった。

Bさんには、新規性はなく、ほかの人に
対しても読むに値しないという内容。

ただし、これには2つの見方があって、
Bさんのレベルが高いから。
または、本の内容が理解できる
レベルではないことが考えられます。

同一内容で、このように意見が極端に
分かれるのは、かなりの著書に見られる傾向です。

ですから、ご自分にあったレベル、求めていた
内容の本を探り当てる知見が必要かもしれないと
考えています。
多数のアマゾン評価に踊らされることなく
自分の選別眼を養ってほしいものです。

(鹿内節子)

「ひとりぼっち」こそが、最強の生存戦略である

本の紹介です。

「ひとりぼっち」こそが、最強の生存戦略である」
名越康文 著

群れの中にいて、いごこちの悪い人は
ひとりになると気持ちがラクになる。

精神科医の著者が言いたいことは、
人間関係が人生のすべてになってしまうと
人として、危機が訪れる。

人との関係に疲れてしまうから、
そして自分を他にあわせすぎてしまうから。

群れに所属したい気持ちはだれもが持っている。
人は弱いから。
しかし、ライフステージが変化すると、
居場所は変わる。

確かに、学校は数年で卒業。
仕事も職場も、一生ものではなくなった。

趣味のサークルも卒業することがある。

成長にしたがって、つきあう人も
グループも変化して当然である。
過剰適応、同調圧力で疲れてしまうのは
なぜか?

群れの中で自分の居場所を確とするために
身心をすりへらすのは本末転倒である。

群れのメンバーは似てしまう。

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ネガティブになったら

旅にでる。
掃除をして物を捨てる。
古典とSFを読む。

情報をためるから感性を磨くほうへいく。

ソロタイムとは、夜散歩。
瞑想。創作。
ゆっくりと丁寧にやること。

呼吸も大切。

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群れの発想からソロの発想へ。
かつては、群れないと生き残れなった
人間たちですが、環境の進化により
群れすぎる弊害があり、ソロが
生存には最強なのだという論説
には賛成する。

(鹿内節子)