「言葉にしきれないもの」を、どう伝える?
──テキスト全盛時代に、“人間にしかできない表現”とは
◆ テキストだけで、本当に伝わっているのか?
「ちゃんと伝えたはずなのに、伝わっていなかった」
こんな経験、ありませんか?
私たちはときに、文章だけで伝えたつもりになってしまいます。
でも、現実には、声のトーンや間、図の工夫、空気感──
そういった言葉にならない情報が、理解や共感に深く影響しているんですよね。
文章では届かないもの。
それが、今の時代、かえって人間らしさを残すカギになるかもしれません。
◆ AIは「言葉」しか見ていない
最近は、「AIでも書けそうな文章」が溢れています。
でもよく考えてみてください。
AIが読み取っているのは、あくまで“テキスト情報”だけです。
それ以外のニュアンス、空気感、余韻のようなものは、まだ苦手。
つまり、AIは「何を言っているか(内容)」には強くても、
「どう伝えるか(表現)」には限界があるんです。
文章の構造や語彙のパターンは真似できても、
その背後にある人間の迷いや、間の取り方、声の抑揚までは再現できない。
だからこそ、私たちには、“人間にしかできない伝え方”を磨く価値があるのです。
◆ 「声」「図解」「構成」は、人間の武器
たとえば──
- 声:抑揚、間、テンポ。話し手の想いがにじむ
- 図解:言葉よりも、一目で伝わる情報設計
- 構成:どう話を運ぶかという、“伝える順番”のデザイン
これらは単なる技術ではなく、“伝える”から“伝わる”へ進化させるための人間的センス。
情報があふれる時代だからこそ、こういった手ざわりのある伝え方が、差になります。
◆ “スライド+音声”という、ちょうどいい伝え方
私は今、「パワポに声をのせる」というシンプルな方法に注目しています。
文章ほど時間はかからず、動画編集ほど大がかりでもない。
でも、声と図が合わさることで、記憶に残るんですよね。
スライドに想いをのせて話すだけで、「あ、この人の声、いいな」「話がわかりやすいな」と感じてもらえる。
それがAIにまねできない、“人間の余白”です。
◆ テキストだけに頼らないために
AIと共存するこれからの時代、私たちに求められるのは
「情報の再現性」よりも「表現の共感性」かもしれません。
話すのが苦手でもいいんです。
聞く人に届く形を設計するだけで、伝え方は変わります。
◆ スライドに、あなたの声をのせてみませんか?
私はこの方法を、初心者向けにわかりやすくまとめました。
「話すのは苦手だけど、伝えたいことがある」
そんな人にこそ、やってほしいやり方です。
執筆:鹿内節子
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